6.4. パッケージ
パッケージ (package) は、Python のモジュール名前空間を "ドット付きモジュール名" を使って構造化する手段です。
音声ファイルや音声データを一様に扱うためのモジュールのコレクション ("パッケージ") を設計したいと仮定しましょう。
パッケージを import する際、 Python は sys.path 上のディレクトリを検索して、トップレベルのパッケージの入ったサブディレクトリを探します。
ファイルを含むディレクトリをパッケージとしてPython に扱わせるには、ファイル __init__.py が必要です
string のようなよくある名前のディレクトリにより、モジュール検索パスの後の方で見つかる正しいモジュールが意図せず隠蔽されてしまうのを防ぐため
importやfrom import
6.4.2. パッケージ内参照
パッケージが (前述の例の sound パッケージのように) サブパッケージの集まりに構造化されている場合、絶対 import を使って兄弟関係にあるパッケージを参照できます。
また、明示的な相対importを from module import name の形式の import 文で利用できます。
相対 import は現在のモジュール名をベースにすることに注意してください。
メインモジュールの名前は常に "__main__" なので、Python アプリケーションのメインモジュールとして利用されることを意図しているモジュールでは絶対 import を利用するべきです。